HAYと植物で彩る、屋上のアウトドアリビング。
ぽっかり予定の空いた休日。どこへ出掛けるわけでもなく、家でゆったりするのも理想の過ごし方だ。そんなとき、スタンダードでシンプルな住宅「ゼロキューブ」に住む夫婦は屋上テラス「SKY BALCONY」へと向かう。開放感にあふれ、思い思いに過ごせるもうひとつのリビング。そこには、HAYのファニチャーと植物たちが織りなすアーバンアウトドアな空間と、2人の心地いい日常があった。
「ゼロキューブ」の屋上を、もうひとつのリビングに。
キューブ型のシンプルなデザインで、住む人に合わせた自由なアレンジが利くスタンダードな住宅「ゼロキューブ」。フレキシブルに部屋数を増やせるだけでなく、ウッドデッキ、ガレージ、屋上テラスなどさまざまな+αを追加することで、自分たちらしい理想の住まいに仕上げることができる。
今回は、そんなゼロキューブの屋上テラス「SKY BALCONY」が舞台。空を眺めながらも四方が壁に囲まれているので、開放感とプライベート感を両立できるのがうれしい。
無機質素材×グリーンで、都会的なアウトドアスタイル。
くつろぎの空間に、こだわりのインテリアが不可欠なのは家の中も外も同じこと。とはいえ、お気に入りの家具を雨風や直射日光に晒しておくのはいささか不安だ。
インテリアプロダクトブランド「HAY」の「PALISSADE」シリーズは、耐久性とデザイン性を兼ね備えたアウトドア仕様。スタイリッシュなスチール素材の丈夫なテーブルやチェアは、屋外で使うのにうってつけ。四角形のSKY BALCONYの間取りは、室内リビングのように家具や植物などをレイアウトしやすいつくりとなっている。
読書や音楽を楽しむなど、室内と同じように過ごしているはずなのにいつもより気分がいいのは、きっとこのSKY BALCONYのおかげ。せっかくならここでのドリンクもひと工夫したい。炭酸水に好みのフルーツと屋上で育てたミントを加え、ガラスジャグとグラスで乾杯!キラキラと日差しを反射するガラスの器は視覚的にも楽しく、2人の時間にささやかな彩りを添えてくれる。
もし、飲み物をこぼしてしまっても、アウトドア仕様のテーブルやチェアならさっと拭くだけで大丈夫。お茶や食事などのシーンでもストレスなく過ごせるのだ。
室内さながらに。屋外リビングでくつろぐアイデア。
毎日のルーティンである植物の水やりは、SKY BALCONYのような広々とした屋上スペースが便利。室内なら部屋ごとに水やりをしなければいけないけれど、屋上ならまとめて世話ができる。もちろん、太陽光が降り注いで風通しがよい屋上は植物の成長にとってもメリットがたくさん。
普段は室内で使っているスピーカーやブランケットを持ち出せば、さらに心地いい空間に。家の屋上という場所だからこそ、このひと手間だって面倒じゃない。いつも室内で使っているメルカドバッグを収納に、スツールをサイドテーブルにして、アウトドアならではの使い方にアレンジ。
大型の植物に加えて、育てるのにおすすめなのがハーブ。たとえばローズマリーはテーブルに置いて天然の芳香剤に、ミントは料理やドリンクに活用。家庭菜園ならぬ“屋上菜園”も楽しめる。
「屋上でどう?」そんな言葉から始まる、かけがえない日常。
特別な場所に行かなくても、特別なことをしなくても。心地いい空間で過ごす日常こそが代わりのきかない“特別”であり、ときに最高のリフレッシュとなる。「屋上でどう?」そんな言葉が続く限り、HAYのアウトドアファニチャーと植物たちで作り上げた屋外リビングが、家族や友人とのかけがえない日々の舞台になるだろう。
- Photo/Hisanori Suzuki
- Styling/Yusuke Ishida
- Text/Kaede Okuzumi
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