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趣味をとことん楽しむガレージは、徒歩0分の遊び場。
GARAGE LIFE 2023.06.19

趣味をとことん楽しむガレージは、徒歩0分の遊び場。

今回お伺いしたガレージのオーナーである前山勝彦さんは、多趣味な方。クルマは特に四駆が好きで、バイクはハーレーに目がなく、自転車はダウンヒル専門で、さらにアウトドア・キャンプも嗜む。「そろそろ、SUPにも手を伸ばそうかな…」と、趣味の幅が現在進行系で広がりを見せている前山さんのこだわりのガレージを覗いていきます。

INFORMATION
前山 勝彦さん(会社員)
前山 勝彦さん(会社員)
まえやま・かつひこ|岐阜県可児市に居を構えるこだわりのガレージで、週4日ほどテレワークを実践中のメーカー勤務の会社員。奥さんと子ども2人、愛犬のフレンチブルドッグ2匹の家族構成。「四駆こそクルマ」と語る生粋の四駆好き。

幼少期に憧れた大人は、今でも人生・趣味・ガレージの師匠。

現在の住まいの目と鼻の先に実家があり、この地域で生まれ育った前山さん。幼少期からクルマやバイク、キャンプに興味があり、順調に大人の趣味へと昇華されている。そのルーツを伺うと、「きっかけは、幼少から現在に至るまで仲良くさせてもらっている方です。事あるごとに所有されている旧車を見て、ずっと憧れていました。ガレージの意見を伺ったり、キャンプを一緒に楽しんだり、今でもいろいろと教えてもらっています」。人生の師と言える方との出会いが前山さんのガレージライフのきっかけのようだ。

ちなみに、写真に写っているのは愛犬のフレンチブルドッグ。普段は実家にいることが多い2匹とは、ガレージで戯れたり、散歩をしたりすることでよき時間を共有している。

建てる際に、特にイメージしていたガレージはなかったそう。「とにかく好きなものを置いて、作業ができればいいなと思っていたのでコンセプトなどはありません(笑)」と話しながらも、乱雑なようで収まるべきところに収まっているギアの収納がとてもいい感じ。飾るだけではなく実際に使用していることもあって、使用感やヤレ感がたまらない。

とにかく、乗り物が好き。そんなオーナーの“好き”が揃う場所。

愛車のランドクルーザー40と、ハーレーが2台、自転車4台が並ぶガレージ。「クルマは昔から好きで、特に四駆が好き! これまでにランクル60、70、100、FJクルーザーなどに乗ってきました。若い頃は三菱ジープにも。ずっと憧れていた40と出会えたので今はこのクルマを楽しんでいます」。以前から40を探しており、状態のよい車両に出会ったことで所有を決意。

バイクに関しても思い入れが強いようで、「小学生の頃に映画『イージー・ライダー』の影響を受けて以来、ずっとハーレーにやられています。現在は1985年式のダイナモデルと2008年式のFXDBの2台のハーレーを所有しています」と教えてくれた。日常的に軽い整備やメンテナンスも行っていて、エンジン音やちょっとした違いでその日の“機嫌”を確かめながらハーレーと上手に付き合っているのだとか。

前山さんは他にも4台の自転車を所有しており、ダウンヒルにハマっているそう。「山の上から滑降する爽快感は他では味わえないですよ」。目当ての山までは所有するハイエースに積むか、ランクル40のキャリアに付けて向かい、山の上から滑降を楽しむ…常に乗り物に乗っていたい前山さんの嗜好が表れている。

整備や調整に必要なツールもひと通り揃え、実用的にガレージを使っている前山さん。「自転車に関しては基本的に自分で整備しています。カスタムやメンテナンスがクルマやバイクより行いやすいのもいいところですよね」

ギアの収納と、愛でる作業場でもある“徒歩0分のキャンプ場”

「キャンプは、ソロや友人と出掛けることが多いですが、定期的にキャンプを楽しんでいます。子どもが小さい頃は家族でも遊びに行っていました。その影響なのか大学生になる息子もキャンプ好きに。休みになるとソロキャンプ用に私のギアを持ち出して楽しんでいるようです」
このガレージは、道具や乗り物を収納するだけのガレージにあらず。前山さん曰く、「メンテやカスタムがしやすい作業空間であることが私のガレージでは大事」。時間があればこの空間で過ごしているようで、クルマやバイクいじりはもちろん、キャンプギアの手入れもここで行う。「キャンプギアの手入れや感触を確かめるためについつい広げてしまうこともあります。買ったばかりの新しいギアはどうしても試したくなりますからね」と、多趣味をバランスよく楽しんでいるようだ。

ガレージ内には冷蔵庫を備え、お気に入りの飲食物を常備。時にはアウトドアバーナーを用いて食材を調理することも。母屋と隣接しているので、すぐに遊び場へアクセスできる。

ワーケーションのように、快適で心地良い。ガレージ・テレワーク。

コロナの影響によってテレワークが始まり、ガレージで仕事も行うように。「ウッドデッキでPC作業やオンラインミーティングに参加することもあります。もちろん、背景はボカしています(笑)」。コロナ以前は家族や友人とBBQを楽しんでいたウッドデッキを、現在はワーキングスペースとして活用している。

「自宅よりもこのガレージで長い時間を過ごしています。実は、はじめの頃は慣れませんでした。でも、ふと『好きなものに囲まれながら仕事ができる環境って素晴らしい』ということに気付き、快適性を高めるようになってからは作業も捗るように。自宅隣接ですけど、ワーケーションと言っても過言ではないです(笑)」。リラックスしながらも作業効率が高い、よきテレワークを実現しているようだ。

以前はジェットやウエイクボードもやっており、船を持っていたこともある前山さん。「実は、釣りも好き。海釣りが好きで、中でもイカ釣りを特に楽しんでいます。先日は友人とマグロ釣りを楽しみに石垣島へ。年2〜3回は訪れています。その他、渓流釣りも。それと、そろそろSUPも手に入れようかなと計画しているんです。ランクル40に載せたらカッコイイだろうな〜」と、“趣味の幅”がさらに広がっていきそうだ。

ガレージとは、「憧れの大人が遊ぶ、憧れの場所」

現在進行形で趣味を増やしながらも、本人は「ギアを増やすよりも現状のものを愛して、愛でてていきたい」そう。趣味を楽しみ、日々生き生きとしている姿を子供たちに間近で見せている。前山さんが幼少の頃に憧れの大人に影響されたように、好きを追求する父親に子どもたちも影響を受け、趣味人として学び育っていくのかもしれない。

  • Photo/Makoto Kazakoshi
  • Text/Masayuki Kobayashi
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