森岡 龍|ゾンビっ!住宅営業マンが目撃した衝撃の光景
あの人が撮ったエンタメ
家を暮らしをもっと楽しんでほしいから、「HOUSE IS ENTERTAIMENT」をスローガンに、新たなクリエイターを応援するメディア『filmbum』が誕生!様々なジャンルで活躍するクリエイターたちが、エンターテインメントな日常を映像化したら、どんな作品ができるのだろうか?各監督に作品のコンセプトや家への想いを聞いてみた。今回のゲストは、俳優の森岡龍さん。周囲をざわつかせたチャレンジングな撮影方法や驚きのキャスティングの狙いとは一体なんだろうか。
- 森岡 龍(俳優・映画監督)
- もりおか・りゅう|1988年生まれ、東京都出身。多摩美術大学造形表現学部在学中に映画監督として活動スタート。2004年『茶の味』にて俳優デビュー。イギリスの映画祭にて「地の塩 山室軍平」が選出、最優秀主演男優賞を受賞。監督作「ニュータウンの青春」は、釜山国際映画祭「アジアの窓部門」に出品された。
- Instagram - @ryu_morioka
- filmbum
- 家を舞台に巻き起こる「HOME STORIES(ホームストーリーズ)」を集めた、みんなで撮ってみんなでつくる動画アルバムメディアです。名前の由来は"記録"するfilmと、"記憶"するalbum。Dolive の住宅を舞台に、様々なジャンルで活躍するクリエイターが制作したfilmbum ORIGINAL作品も掲載。
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アイデアのベースになったのは、10年前に撮った自主映画
「今回の作品は、10年ほど前に撮った自主映画を “リフォーム” ならぬ “リメイク” しました!」
そう語ってくれたのは、監督・主演を務めた森岡龍さん。
「『フランソワな昼』というタイトルの映画で、一つの家を舞台に、撮影現場の “ワチャワチャ” したグルーヴ感を、ほぼ即興で1カットで撮ったものです。この作品が、今回のコンセプトに合っていると思ったんですよね」
注目したいのは、出演しているキャストのほとんどが役者ではなく、住宅会社の社員達だということ。一般人をメインに起用するなんて、森岡さんならではのキャスティングだ。さらに出演陣がほぼほぼ素人にも関わらず、ワンカット一発撮りというチャレンジングな試みにも挑戦している。
「ぶっつけ本番で撮ることで、現場の高揚感や一体感を生み出し、大人の学芸会のような雰囲気を目指しました」と森岡さん。ゾンビが出てきたり、 “呪” の文字があったりと、一見ホラー映画にも見える本作品にあえて素人を起用することで、コメディっぽく描くことに成功。緊張感と臨場感を掛け合わせたワンカットフィルムに仕上がった。
LIFE LABELがリクエストしたのは、“家での物語” というお題だけ。ここでふと疑問に思う。森岡さん自身は幼少期、家でどんな物語を紡いでいたのだろう?
「幼い頃に家族で住んでいた家は、廊下が長くて、父親とよくパターゴルフの遊びをやっていました。押し入れとか、テーブルの下とか、隠れられる場所が好きだったのを覚えています。自分の部屋を持つようになってからは、自分の部屋が好きでしたね。当時の僕にとって、“家”といえば “家族がいる場所”、“ご飯が食べられる場所”。安全地帯のような存在だったのではないでしょうか」
「今住んでいる家は “居心地の良さ” と “クリエイティブ” でいられる環境”を大切にしています。家にいる時間の中では、16時ぐらいが好きですね。夕飯について考えたり、もしかしたら誰かが遊びに来るかもな、なんて想いを巡らせる、色んな可能性がある時間だから」
今回、監督として、演者として、様々な魅力をみせてくれた森岡さん。とにかく百聞は一見にしかず。彼の魅力を存分に味わいたければ、早速 “filmbum” の作品をチェックしてほしい。
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