インテリアを楽しむ為の家と、大人のインテリアスタイリング
From IDÉE
LIFE LABELではこれまで様々なブランドや企業と一緒にコラボレーションをして、 住宅を作ってきました。 この「LIFE LABELとつくる家」は、そのコラボレーションして 誕生した住宅のこだわりポイントと、デザインを担当した各社の想いを 改めてじっくり語ってもらう企画。 それぞれの魅力がつまった記事をぜひご覧ください!
これまで様々なブランドや企業と一緒にコラボレーションをして、住宅を作ってきたLIFE LABEL。気がつけば、たくさんの住宅商品が誕生しました。
でもなぜ、私たちが業界を超えてさまざまなブランドや企業と住宅を作るのか。
それは、コラボレーションすることでそのブランドがもつアイデンティティをプラスし、これまでなかったようなデザインやアイデアを提案できる。そうすることで、一つでも多くの選択肢が広げられると思うから。
そんな想いから誕生した住宅のこだわりポイントと、デザインを担当した各社の想いを改めてじっくり語ってもらう「LIFE LABELとつくる家」。
今回は「余白のある家」をコンセプトにライフスタイルブランドのIDÉE(イデー)と
コラボレーションして開発した「HOUSE CANVAS」について、ご紹介します。
ABOUT : IDÉE
1982年に誕生したライフスタイルブランド「IDÉE」
「オリジナル家具の企画・製造・販売を中心に、国内外からセレクトした雑貨、デザイングッズ、書籍などを扱うほか、豊かな時間を過ごすためのカフェやグリーンショップを手がけています。『イデー』とは、フランス語で『理念』の意味。理念とは “物事がこうあるべき” という根本の考え方で、常に本質と向き合っていく姿勢を表しています。ひとつのスタイルや価値観にとらわれることなく、常に新しいことにチャレンジし、変化し続けていくこと。イデーではこの2つの姿勢を通じて、日常をより魅力あるものにするお手伝いをさせていただきます」
インテリアブランドだけど、“住まい”という領域に足を踏み出してみたかった
そんな素敵インテリアブランド・IDÉEと、なぜコラボすることになったかと言うと、
LIFE LABELの商品開発にあたり、長年、インテリアブランドとコラボした住宅商品をつくりたいという想いがあったから。
せっかくインテリアブランドとタッグを組むのであれば! 外の箱(家本体)にめいっぱい予算をかけるのではなく、インテリアや趣味、車なども含めて、どう暮らしていくかをイメージしていただける家を作りたい。
“シンプルな箱の中で、どう暮らすか” にこだわる住宅購入の考え方をしてもらいたい、そういったライフスタイルからの住宅提案をしたいという想いから、ブランドの検討を進めていく過程で出合ったのが、IDÉEでした。
IDÉE:「これまでスタイリングやインテリアの提案は行ってきましたが、より ”住まい“ に関する領域に踏み出していきたいという想いがありました。住宅を購入される方が、家だけにとらわれてしまうと、インテリアや雑貨など中身が後回しになってしまう傾向は、以前から気になっていたんですよね。『日常と、丁寧に向き合う生き方を。』という思いを大切にしている中で、お客様にもそういった視点でも住宅選びを考えていただける機会があるといいなと考えていたので、コラボさせていただくことになりました」
目指したのは、自分らしく暮らしを編集できる家
双方で出し合ったアイデアをカタチにまとめ、約2年の歳月をかけて完成したのが「HOUSE CANVAS」。
IDÉEの感性とLIFE LABELの家づくりがひとつになり、日々の暮らしをその人らしく、豊かに過ごせる家ができ上がりました!
IDÉE:「『HOUSE CANVAS』という名前の通り、自分らしく暮らしを編集できる余白がたくさんある家です。広さを自由に変更できるよう、(部屋を壁で仕切らず)間仕切りになるオリジナル家具を置くなど、家族構成や暮らし方を限定せずにその人らしい暮らしを叶える家づくりを目指しました。また、外観の三角屋根は誰もが連想する家のカタチに。正面には玄関しかないのですが、実は玄関を入っていただくと、ものすごく開放感のある空間が広がっていることに驚かれると思います」
なんといっても最大の特徴は、キャンバスのようなアートウォールがあるリビング。
IDÉE:「リビングは吹き抜けになっており、窓からの陽の光が象徴的に降り注ぎます。開放感のあるリビングの大きな白いウォールには、お気に入りのアートや家族の思い出の品を飾ったり、ホームシアターのようにプロジェクターで映像を投影するなど、非日常的な使い方も含め、様々な使い方ができます。
標準装備されたIDÉEを象徴する『セルジュ・ムーユ』の照明をベースに、自分好みに編集できる大きなキャンバスのようなアートウォールをお楽しみください」
さらに、アウトドアリビングもこの家の顔!
IDÉE:「アウトドアリビングは、プライベートな家の中で外の感覚を楽しめる場所があればいいなと思って設計しました。特徴的なルーバーは2階の高さまで続いていますので、陽射しはもちろん、風も感じられて、自然を取り込むしつらえになっています。
それと閉塞感のありがちな玄関からアウトドアリビングが見えるようにFIX窓を採用し、開放的にしているのも特徴です。リビングからアウトドアリビング越しに玄関が見えて、家族が帰った時にも気配を感じられるようにしています」
アクセントウォールで変化をつけたダイニングは、家族が集いたくなるダイニング。 洗練されたシンプルな美しさの中に、遊び心がひとさじ効いていて、さすがのひと言です。
IDÉE:「リビングとひと繋がりになったダイニングは、アクセントウォールを取り入れて変化をつけています。キャビネットやカップボードはこの家のためにつくったオリジナル。キッチンツールや日常使うものなどを自由に飾り、自分らしい空間を楽しんでいただけます」
せっかくなので、この家のコンセプトである “余白” を楽しむアイデアをIDÉEさんにご紹介いただくことに。無機質な壁がいきいきとした空間に生まれ変わる、小粋なテクを教えていただきます。
白い壁を自分らしく彩るアイデア
住み手が自由に楽しめるように、随所に余白を残した「HOUSE CANVAS」。このプレーンな白いキャンバスに何をどれだけ飾る? 日常のものをアイデア豊かに組み合わせ、自分だけの壁をつくるアイデアを提案いただきました。
STYLING1 アートのようにクラフトを飾る
壁をキャンバスに見立てて身近なクラフトを飾ることで、暮らしの中でお気に入りのものをアート感覚で眺めることができる。ディスプレイのポイントはずばり「バランス」。目線の高さや生活スタイルなどを考え、掛ける位置を検討したり、海外のインテリア雑誌などを参考にして、自分だけのアートウォールに。最低限の道具で設置することができるので、気負わずトライしてみて。
POINT1 大きなものを下に
複数のものをウォールにバランスよくコーディネートするコツは、小さなものから順番に上から設置すること。大きなものや重たいものを下に設置することで、安定感のある並べ方ができる。
POINT2 プレートハンガーで
プレートは壁掛け用の市販のプレートハンガーで設置する。全体の完成のバランスを想像しながら、壁にピンを打って掛ける。
POINT3 作家もののプレート
オフホワイトなど同系色を選べば、壁との組み合わせで違和感なくスペースの雰囲気に溶け込ませることができる。
POINT4 ピンを打って壁にかける
ホームセンターなどで購入できるピンなどを壁に打ち、プレートハンガーを取り付けたプレートを掛けるだけ。
STYLING 2 自然を感じるウォールに
いつもの壁にグリーンを飾ることで、季節感を演出するアイデア。旅先から持ち帰った流木を使い、アートなモビール的ハンガーをDIY。麻紐に結びつけるだけで、グリーンをカジュアルに飾ることができる。植物を入れる器を花瓶や試験管に変えたり、バリエーションも自在。エアープランツなら直接壁にかけても、水の影響を受けにくく、鉢がないから軽くどこにでも飾ることができ手入れも楽。植物を手入れするという日々の気配りが、丁寧な暮らし方に結びついたディスプレイ。
POINT1 DIY的な楽しみ
ただ壁に植物をかけるだけでなく、流木を組み合わせることで、無機質な壁に温かみと表情をもたらすことができる。麻紐を流木にバランスよく巻きつけ、壁にかけるだけ。
POINT2 思い出も一緒に飾る
ハンガーには流木を使うことで、自然が作り出した経年変化による有機的なかたちと、温かみを楽しむことができる。旅先で手に入れたお気に入りのポストカードで思い出もプラス。
POINT3 手入れが簡単なエアープランツを取り入れる
壁に植物を飾ることは、作り物でない有機的な雰囲気を無機質な壁に加えることができる。季節によって植物を変えれば、いつもの壁に季節感を演出することができる。
POINT4 ポットに入れることで鉢植えも
紐付きのポットに入れれば、鉢植えのグリーンも壁に飾ることが可能に。紐の長さや、植物の葉振りを活かして、高低を出すことで静的な壁に動きをもたらすことができる。
「HOUSE CANVAS」の自由に使えるキャンバスのような壁に、あなたらしい暮らしを描いてみませんか? 好きなものを好きな場所に飾り、日常のなにげない風景を楽しむ。お気に入りのものに囲まれて過ごす日常は、何ものにもかえることのできない、贅沢なひとときをもたらしてくれるはずです。
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