FREAK’S HOUSE(フリークスハウス)|LIFE LABEL大解剖 vol.06
住む人それぞれの“好き”が充実する家づくりを目指すLIFE LABEL。本企画では、そのオリジナル住宅へのこだわりを隅々まで解説する。第6回目は、セレクトショップ「FREAK’S STORE」とLIFE LABELがタッグを組んだ「FREAK’S HOUSE(フリークスハウス)」に注目。アパレルメーカーが家を作るという新しい試みが話題になり、すぐに人気商品となった。気になる住み心地について、オーナーさんの声も交えて解剖していく。
自然と人が自由にセッションする。 フリークスハウスで憧れのアメリカンライフを。
住宅業界の常識に囚われない家を模索し、カタチにし続けているLIFE LABEL。“ファッションと家”というこれまでにないコラボレーションに至ったのは、アパレルや雑貨という“モノ”の発信から一歩踏み出し、“モノ”を使い、楽しむ空間を作りたい」と考えていたFREAK’S STOREと、人生を楽しむ舞台を家とするLIFE LABELの想いが重なったから。
コンセプトは“つながる(=セッション)を楽しむ家”。
FREAK’S STOREが長年に渡り提案してきた、アメリカのグッドライフから着想を得て、アメリカンローカルハウスの平屋をイメージ。自然と、家族や仲間たちがゆるやかにつながる自由な空間を思い描いたデザインは、家の顔である外観からさっそく見つけることができる。
古きよきアメリカの家のような、温もりある木の素材が印象的な平屋と、全体の印象を引き締める、黒い外壁の2階建て。それをバランスよくドッキングさせ、外観から“つながり”を思わせる住宅は、他にはないデザインで圧倒的な存在感を放つ。
室内にももちろん“つながり”を意識した工夫が散りばめられている。広々としたLDKと大きな窓でつながるデッキスペースは、どこにいても一体感のある作り。そこから広がる庭は家の中央に位置し、リビングとひと続きになっている。
家の中と外がつながることで、暮らしの自由度は高くなる。
床や天井、壁のすべてが板張りなのも、アメリカンローカルハウスに倣ったポイント。天然木の素朴でやさしい質感は、ヴィンテージ家具にもマッチして、自分らしいインテリアで空間を彩る楽しみを後押ししてくれる。
【オーナーさんに聞いてみた】決め手は、大好きな植物にいやされながら暮らせるところ。
Nさん(京都・2人家族+犬)
「この家に決めた理由は、リビングと寝室から中庭が一望でき、大好きな植物を眺められるところです。ウッドデッキにはレッドシダーが使われていて、木の温もりに触れられます。そして何より、普遍的なおしゃれさに心奪われました」
木の表情が生かされたFREAK’S HOUSE。外壁のレッドシダーはウッドデッキにも採用されており、緑とともに暮らすアメリカンライフスタイルを味わえる。
庭はリビングの一部。開放的なウッドデッキで自然に溶け込む体験を。
家の形に沿ってL字型になったデッキを設けた中庭は、家族や、ここに集う仲間達のオアシス。庭の軒とウッドデッキ、LDKの天井と床は、同素材でフラットにつながっているから、部屋の中にいても、自然をすぐそばに感じられる。
デッキに面したリビングは壁一面のガラス窓。庭も部屋の一部のように見せることで、開放感を演出する。遠出しないと難しかった自然との触れ合いも、FREAK’S HOUSEに住めば、アウトドアが毎日でも楽しめてしまうのだ。
ウッドデッキは芝生側に段差があるので、ベンチのように使えるところも注目。大空の下、大人数でパーティを開いても、みんながゆったり座れる。
【オーナーさんに聞いてみた】ウッドデッキは、子供の冒険心を育ててくれる場所。
Aさん(静岡県・4人家族)
「ウッドデッキを子供の遊び場としてフル活用。ピクニックをしたり、みんなでバーベキューをしたり、お出かけしなくても気軽に外遊びが楽しめます。庭が広々としているから、子供ものびのび過ごしやすいです」
ウッドデッキのある中庭は、子供にとっても遊び尽くせる最高の場所。自然の中で楽しみながら、さまざまな経験を重ねていける。
家の中にカフェが出現。ひさしのあるキッチンにみんなが集う。
特別感をもたらすキッチンも家族の憩いの場所に。
吊り戸を取り付ける部分に設けたひさしは、アメリカにある雰囲気のいいカフェのよう。ここにも木の風合いが生かされて、リラックスしたムードを生み出している。
まるで、家の中にお気に入りのショップの雰囲気を持ち込んだようなアレンジにテンションが上がる。カウンター越しに向き合えば、自然と会話もはずむはず。
料理しながらダイニングに集まった家族や仲間とつながって、食卓が賑やかになる。
キッチンの奥の壁はショップ気分を盛り上げるタイル張り。凹凸のあるタイルのハンドメイドな質感と、レトログリーンの上質なムードで、空間のアクセントに。
ラフさと上品さのミックス感覚は、FREAK’S STOREのショップデザインを彷彿とさせる、完成度の高い仕上がりになっている。
【オーナーさんに聞いてみた】対面式キッチンだからこそ、自分の“好き”を詰め込める。
Mさん(千葉県・2人家族)
「食器棚にこだわりの家電を置いているので、キッチンに立つのが楽しみに。夫婦ともに料理をするのでお互いの使い勝手も重視。妥協せずに設計してよかった!」」
ダイニングからキッチンの中が眺められるので、お気に入りの家電を揃えたり、飾り棚にディスプレイしてショップ風にするのも楽しい。ウッドデッキの中庭と同様、みんながこぞって集いたくなる場所になる。
好きなことをいくらでも。唯一無二の空間を作るシェアスペース。
1階から階段を上がった先には、吹き抜けでダイレクトにつながりながら、ひとつの部屋としても使えるシェアスペースが設けられている。
使いやすさもこだわり抜き、広さは約5畳分と、デスクを並べられるくらいの十分な広さ。「誰と何をシェアする場所か?」さえイメージできれば、活用のアイデアは無限に湧いてくるはずだ。
リモートワークに集中するための書斎や、モノづくりに没頭する趣味部屋にしてもいい。子供と一緒に工作する部屋にしても、ちょうどよくフィット。家族とのセッションを大切にしながら、好きなことに夢中になれる。
また、扉2つ分の大きなクローゼットも設置。アパレルブランドらしい配慮は、洋服好きの収納の悩みをすっきり解決。ショップのように美しく畳んでディスプレイすれば、コーディネートを選ぶ度にコレクションに惚れ惚れしてしまう。
クローゼットの扉をそのまま開けて、お気に入りアイテムを見せる収納にしてもいい。ミラーを置いてラグを敷いたら、憧れのショップのドレッシングルームを独り占めしたかのよう。ファッションとともに暮らす空間作りも、FREAK’S HOUSEが叶えてくれる。
【オーナーさんに聞いてみた】子どもの学習部屋にホビールーム。シェアスペースのリアルな使い方。
Aさん(新潟県・4人家族+犬)
「デスクを設置して、子供の勉強スペースとして活用中。シェアスペースを含め、FREAK'S HOUSEには長年住みたいと思える、愛着が湧く部分がたくさんあっておすすめです」
活用方法は人ぞれぞれ。机や本棚を並べて、本を読み耽るライブラリースペースにするのもアリ。キャンプ道具など、かさばるアウトドアアイテムを収納する納戸としての用途も。ひとりでも、家族とでも、自分らしい暮らしを実現する拠点になるはず。
心地よい “つながり”の中で、自由と楽しさをシェアする家。
FREAK’S HOUSEの面白さは家中に満ち溢れていて、まだまだ尽きることがない。開放感ある家の中では、家族や友人など訪れる人々との絆や、趣味の時間のワクワクを育んでくれる。
装うこと、食空間、過ごしやすさ。住まいの理想をFREAK’S HOUSEでデザインしてみよう。
- Text/Ai Watanabe
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